韓国歴史市民団体、中国国家博物館の歴史歪曲を批判
ⓒ 中央日報日本語版2022.09.19 11:58
韓国歴史市民団体のVANKは19日、中国の国家博物館が特別展示会を開きながら韓国が提供した古代史年表から故意に高句麗と渤海の歴史を削除し、韓国が激しく抗議したのを受け年表そのものを撤去した事件と関連し、「撤去で回避せず、高句麗と渤海が韓国の歴史であることを認めよ」と要求した。VANKはこうした内容で韓国語と英語のポスターを製作し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて配布している。
ポスターには「高句麗と渤海を韓国史に入れる形で修正してほしい」という要求が示された。また、国際社会に今回の中国のやり方を知らせて歴史歪曲を中断させるのに参加してほしいという請願のアドレスも赤い色で表記した。
これに先立ち中国・北京にある国家博物館は7月から韓中修交30周年と日中国交正常化50周年を迎えて「東方吉金-韓中日古代青銅器展」を開いている。韓国国立中央博物館、日本の東京国立博物館が共同で参加した。しかし展示会の韓国古代史年表には青銅器時代を古朝鮮、鉄器時代を新羅・百済・伽耶・統一新羅・高麗・朝鮮などと表記した。新羅・百済とともに三国時代を築いた高句麗は抜けており、渤海も古代史年表には表記されておらず議論を起こした。