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【時視各角】中国が韓国の高句麗・渤海の歴史を消すというが

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 10:57
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昨年11月、中国で『中国考古学百年史』が出版された。題名そのままだ。中国考古学100年の主要成果と見通しを盛り込んだ。考古学者276人が50以上の研究テーマを選定して合計4巻12冊で出した。「遺物史観に立脚した初の学術的整理で、中国だけの独自の考古学体系を構築するのに貢献できるだろう」と自評した。

目立った部分がある。韓国古代史関連内容、すなわち中国東北地域を1巻冒頭に配置した。破格な構成だ。これまで中国文明の発祥地に挙げられてきた黄河流域が後に回された。これまでは通常、黄河→長江→華南→北方地域の順で叙述した。それだけ中国当局が東北地域を重視しているという意だ。

 
2巻でも東北地域を青銅器時代と東周時代に分けて叙述した。青銅器時代からここが中国の影響下にあった点を強調した。該当書籍を検討した北東アジア歴史財団は「古朝鮮関連内容を省略し、夫余のような土着勢力に対する叙述がない点で中国がこの地域固有の歴史発展を縮小しようとする意図と判断される」と説明した。

中国現代考古学の出発点を1921年としたのも特記事項だ。1921年は中国共産党が創党した年だ。政治的影響が感じられる。これまでは古代の殷の首都の殷墟遺跡を発掘した1928年と理解した。さらに考古学開始期(1921~48年)、初歩発展期(1949~78年)、快速発展期(1979~2000年)という時代区分も多分に政治的だ。1949年には中華人民共和国が成立し、1978年12月にはトウ小平の改革開放路線が明言された。「中国だけの独自の考古学体系」が「考古学=統治学=体制広報」という等式につながる様相だ。

中国考古学の最近の動向は中央日報に「文化財戦争」を連載中である慶熙(キョンヒ)大学カン・インウク教授が指摘している。彼は「中国の考古学を世界に広く知らしめよう」という習近平国家主席の5月のメッセージに注目し、「世界覇権を狙う中国が考古学と文化財を前面に押し出す背景には21世紀中国の大きなビジョンが隠れている」(6月17日付)と話した。考古学が中国の夢を実現する尖兵の役割をしているという批判だ。

中国国家博物館が韓中修交30年を迎えて主催した「韓日中青銅器展示」で、韓国が提供した年表から高句麗と渤海を削除して物議をかもした。展示品回収にまで言及するなど外交当局まで出て年表修正を要求した韓国側の強い抗議に中国側が展示場の年表を塗料で消してしまい事件は一段落したが、その影響はのちのちまで残りそうだ。中国側の年表修正や謝罪ではなく削除という弥縫策にとどまったという批判も批判だが、今後同様の議論がいつでも再発しかねないからだ。ひとまず急な火は消したが火種は依然として残っている格好だ。

今回の議論は高句麗と渤海を中国の地方政権におとしめた東北工程の延長線上にある。東北工程は2007年に5年間のプロジェクトで終了したが、その後遺症は博物館の展示と出版物で拡散が続いている。歴史の圧縮ファイルである年表が最も象徴的な事例だ。中国は国・党レベルで年表を管理している。中国の地方博物館ではすでに高句麗と渤海の年表を見られないのが実情だ。特に今回は中国最高の国家博物館が「悪魔の編集」をした点で衝撃が大きかった。中国の高句麗抹消がより巧妙になった格好だ。

中国の習近平主席は7月に中国国家博物館開館110周年を祝う書簡で「正しい政治的方向」を求めた。その実体は果たして何か。「文明間交流と相互学習」も忘れなかった。年表問題が相互学習の転機になることができるだろうか。韓国も、中国もすべきことが多く進むべき道も長い。「今回は外交問題にまで飛び火した。今後学術交流が止まるかもしれない。東北地域での実地調査の道が最初から閉ざされるのではないか」(カン・インウク教授)という懸念が現実になることは絶対にあってはならない。

パク・ジョンホ/首席論説委員

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    2022.09.19 10:57
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    7月26日に開幕して10月9日まで中国国家博物館北第1展示場で展示中の「東方吉金(東方の縁起の良い金属):中韓日古代青銅器展」のうち「韓国古代青銅文化」の説明文。[写真 シン・ギョンジン記者]
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