フランスがん学会2万人…妊婦もつけなかったマスク、韓国人記者だけがつけた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 07:15
「しばらく検査があります。両側に並んでください」
今月9日午後1時(現地時間)、フランス・パリに位置するポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場。この日は世界3大がん学会の一つである欧州臨床腫瘍学会(ESMO)が公式にオープンする日だった。野外入口にエキスポ会場に入ろうとする人が大勢集まると、案内職員が順に並んでほしいと言った。韓国であらかじめ準備した新型コロナウイルス感染症のワクチン接種証明書を準備しようとしたが、いざ職員たちはカバンの所持品検査だけをした。凶器や爆発物など危険な物があるかどうかを調べた後、制止もなく人々を送り込んだ。ESMO側は事前電子メールのお知らせで「学会に参加するためには新型コロナに感染した後、完治したり少なくとも1回以上ワクチン接種を受けたりしなければならない」と明示したが、実際の現場では関連内訳を確認しなかった。発熱チェック、手消毒、マスク着用を勧告する文句も見当たらなかった。