【コラム】複合危険に直面した韓国…「まだ12隻の船がある」と叫ぶな(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.18 13:22
7月末に公開された『閑山:龍の出現』は李舜臣(イ・スンシン)将軍の閑山大捷の勝戦譜を盛り込んだ映画で、キム・ハンミン監督の3部作プロジェクトのうち2014年の『バトル・オーシャン 海上決戦』に続く2番目の作品だ。過剰な愛国主義扱いされても仕方ないが、前代未聞の国家的危機から国を救った英雄の話はいつも感動的だ。
何日か前に米エミー賞授賞式で『イカゲーム』が監督賞と主演男優賞を含む6部門で受賞したが、非英語作品では初めてという。また別の愛国主義の状況だ。人気の秘訣にはさまざまな要因があるだろうが、ストーリーが与える普遍性が大きな部分を占める。負債に悩まされた主人公、脱北者、外国人労働者、ごろつきなど、窮地に追いやられた465人の群像が置かれている状況が韓国だけでなく各国で常時目撃される状況であるためだ。