麻薬使用の疑いで緊急逮捕された俳優イ・サンボさんが、警察が逮捕当日に病院で実施した検査の結果を聞けないように妨害したと主張することに対し、警察側が「そのような事実は全くない」と明らかにした。

イさんは１５日、ＹＴＮとのインタビューで、「検査当日、病院で検査を終えた後、直ちに留置場に入り、逮捕当日の検査結果を聞くことができないように警察が妨害した」と主張した。

イさんは「（警察が）主治医を連れていった。看護師が何を持ってきても連れて行って、私に何かを話そうとしても連れて行って…　私と何も疎通することができなくなった」と話した。

イさんは前日のインタビューで、「長い間服用してきたうつ病と不安症治療用薬物が誤解を招いた」と悔しさを訴えたことがある。

これを受け、警察は、イさんに対する警察の通報が受け付けられた後、当時イさんのy容態と簡易試薬検査の結果などを総合すると、容疑が認められると判断されて逮捕したという立場だ。

警察はイさんが逮捕後熱が出るなど病院治療が必要だと判断し、病院に搬送して治療を受けさせ、当時の担当医師から具体的な検査内容と結果について説明を聞いたり通知されたりした事実はないと明らかにした。

そして、イさんが担当医師から検査結果を聞けないように妨害した事実も全くないと強調した。

警察は現在イさんの容疑を確認するため、関連証拠物などを国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼するなど捜査を進めており、鑑定結果と捜査結果などを踏まえて容疑の有無を判断する予定だと説明した。