【社説】商品収支10年ぶりに赤字、複合危機に直面した韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.08 09:04
韓国経済が複合危機状況に陥っている。ドルはますます上がり、貿易赤字は大きくなっている。きのう外国為替市場でウォン相場は取引時間中に1ドル=1388.40ウォンまでウォン安が進んだ。昨年1月1080ウォンより28%超えて下落した。企業らは悲鳴をあげている。ロシアのウクライナ侵攻余波でエネルギーと原材料値が沸き上がって急速に輸出競争力を喪失してだ。
きのう発表された「7月の国際収支(速報値)」によると、輸出・輸入の差額を示す商品収支が前年同月比67億3000万ドル減り11億8000万ドルの赤字に転落した。商品収支が赤字を記録したのは2012年4月から10年3カ月ぶりだ。韓国銀行は「商品収支が赤字になったのはエネルギー価格急騰で輸入単価が上昇したため。中国の景気鈍化などにともなう輸出量縮小も影響を及ぼした」と明らかにした。