韓国の専門家「CPTPP、経済効果は少なく農業分野に打撃」
ⓒ 中央日報日本語版2022.09.07 13:42
韓国政府が加盟を進める「包括的および先進的なTPP協定(CPTPP)」は経済効果が少ない半面、農業分野には非常に大きな打撃があるという指摘が出てきた。
5日、国会議員会館では「CPTPP加盟が韓国に及ぼす影響:CPTPP国民検証団専門家委員発表会」が開催された。CPTPP加盟阻止汎国民運動本部、国民と共にする農民の道などが共同主催したこの日の発表会では、CPTPP加盟は韓国の経済成長に及ぼす効果が少ないという指摘が提起された。
慶北大のナ・ウォンジュン経済学科教授は「CPTPPのマクロ経済的影響」というテーマ発表で「対外経済政策研究院によると、韓国がCPTPPに加盟する場合、経済成長に及ぼす効果は実質GDPの0.33-0.35%にとどまる見込み」とし「これはCPTPP加盟の経済的効果が事実上認められにくい程度であることを間接的に立証するものであり、標準誤差の大きさによっては0.33-0.35%は統計的に0と変わらず、一定信頼水準ではマイナス値にもなりかねない」と指摘した。