豪雨被害を復旧中の住民がため息、「半地下住宅の壁紙張り替えを終えたところだが…」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.05 11:30
「浸水した車を廃車したのが数日前だが、また台風がくるとは…」。
ソウル冠岳区新林洞(クァナクク・シルリムドン)に住むチェ・ヨンさん(41)は、先月8日の夜を思い出すと今でも身震いするという。外出していたチェさんが同日夜、半地下の自宅に戻った時、周辺の道路は大変な状況だった。腰近くまで浸るほどの水が川のように流れ、歩くこともできなかった。チェさんは「自転車やゴミが道路に沿って流されている場面がトラウマとして残っている。映画『パラサイト 半地下の家族』を思い出す夜だった」と当時を回想した。
1カ月ぶりにまたチェさんが心配している。朝鮮半島に向かって北上している台風11号のためだ。4日午前、チェさんが居住する新林洞の路地には雨が降り、路上のゴミを飛ばすほどの強い風も吹いた。チェさんは「友人の家やホテルを転々として家に戻って2週間も経っていないが、今回また台風がくるというのでとても心配だ」と語った。