「フリーズ・ソウル」大成功…韓国美術のチャンスか危機か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.05 11:26
朴栖甫とイ・ベ作家を前面に出して注目されたチョヒョンギャラリーのチェ・ジェウ代表も「フリーズは、我々に力を与えてくれた大きな機会だった」とし、「ソウルで世界的行事が開かれたので海外の大物に相次いで会うことができた。今すぐ明らかにすることはできないが、海外の有数の美術館と展示計画も議論中だ」と述べた。
フリーズに合わせて米グッゲンハイム美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)、ニューヨーク現代美術館(MoMA)、英テート・ブリテンなどの館長が訪韓した。彼らはスケジュールの合間を縫ってイ・ゴニョン、キム・グリムら中堅作家に直接会い、リウム美術館やソウル鍾路区三清洞(チョンノグ・サムチョンドン)一帯の美術館・ギャラリーを訪問して展示を観覧した。
問題はKIAFだ。フリーズとKIAFは共催を掲げたが、KIAFはオプションイベントのようだった。韓国画廊協会が主催するKIAF展示作は力不足だった。3日、KIAFで会ったあるギャラリーの代表は「3階で私たちの作品を披露すべきだったのに…」と残念がった。代表は「同時開催のため、目に見えて集まる注目が相対的に少ない。KIAFが様々な面で劣っているのは事実」と話した。実際に「今後、KIAFがフリーズの衛星市場になるのではないか」という憂慮があちこちから聞こえた。