『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだと猛攻撃…ガールズグループは「フェミニズム」恐れる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.05 10:03
音楽評論家パク・ヒア氏(34)と会った。パク・ヒア氏は2015年からエンターテインメント専門オンラインメディア「ニュースN」の記者、2017年にはK-POPウェブマガジンIZEで取材チーム長を務めた。その後、評論家として活動し、『アイドルのスタジオ』(2018)、『舞台の上のアイドル』(2019)など4冊の本を書いた。
K-POP競争で生き残るのは容易なことではないが、ガールズグループにとってはさらに大変なことだ。皮肉なことに、ガールズグループを一層苦しめるのは、他ならぬフェミニズムだ。男性ファンの神経を逆なでしないように、ガールズグループはより慎重になる。パク・ヒア氏は「フェミニズムが韓国社会で重要なイシューとして浮上したことで、女性K-POPアーティストは自分自身の行動一つ一つを点検しなければならない」とし、「たった一冊の本の選び方次第で、数年間あざけりと非難の対象になりかねない」と話した。
Red Velvet(レッドベルベット)のアイリーンが読んでいる本に言及したところ、悪質なコメントに苦しめられたのがその例だ。2018年3月のファンミーティング中に、1人のファンがアイリーンに最近どんな本を読んだのか質問し、アイリーンは『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだと答えた。数日後、この発言が広まり、アイリーンは攻撃の対象になった。アイリーンのフォトカードを切ったり燃やしたりする写真も投稿された。Wonder Girls(ワンダーガールズ)のイェウンとして活動した歌手Ha:tfeltも2019年に自身がフェミニストであることを公表した後、同じようなことを経験した。パク・ヒア氏は「記者として働きながら男性アイドルが自信に満ち溢れているのに対し、女性スターがどれほど慎重な態度を持っているかを目撃した」とし「彼女達は『女性アイドル』という名の下にさらに閉じ込められているようだった」と話した。