【韓国輸出緊急診断】このままではいけない…中国・半導体による錯視が消えると「暗鬱」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.09.03 10:47
「錯視と錯覚が消えると『灰色のサイ』(波及力は大きいが看過されやすいリスク)が目に映り始めた」。8月の韓国の貿易収支が過去最大の赤字になったことを受け、専門家らはこのように分析した。「中国錯視」「半導体錯視」が消えると、韓国の輸出の問題点が表れたのだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日、「心配しなくてもよい」というメッセージを出したが、産業界と専門家はこのまま進めば韓国の輸出がさらに大きな危機に直面すると懸念している。
産業通商資源部によると、8月の貿易赤字は94億7000万ドルと、関連統計を出し初めて以降の最大額となった。今年1-8月の貿易赤字も247億2700万ドルで過去最大だ。韓国の輸出の素顔が表れたのは2本の軸をなす「中国」「半導体」輸出に亀裂が生じた影響だ。韓国の最大輸出国の中国は都市封鎖などで景気が冷え込み、対中輸出が減少している。しかし需要が急増した電気自動車バッテリーの素材などの中国依存度が高まりながら中国からの輸入は急増し、対中貿易収支は5月から4カ月連続でマイナスとなった。
韓国経済を支えていた半導体は世界的な景気沈滞で需要が減少し、上半期に輸出物量が減り始め、先月から減少に転じた。韓国の主力商品のメモリー半導体は中国の激しい追撃を受けている。ウォン安ドル高による輸出増大効果も以前ほどではない。これまでは韓国企業の価格競争力につながっていたが、競争国の通貨も同時に下落している最近はこうした効果も期待しにくい状況だ。