【コラム】26日間で124万キロ飛行…韓国初の月探査船「タヌリ」、巡航中(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.30 15:01
タヌリは来月2日、最も重要な瞬間を迎える。太陽と地球の重力のバランスが安定するラグランジュ点L1地点の近く(約154万キロメートル)に進んだ後、方向を転じて再び地球と月側に戻る過程だ。チョ氏は「タヌリ打ち上げ後、最大9回の軌跡修正機動を計画していたが、今回の軌跡修正は3回目に該当する」とし「2回目の修正(8月12日計画)は発射2日目(8月7日午前8時)に実施した1回目の作業がうまくいったので省略した」と話した。機動に必要なすべての手続きは約2時間前に地上からタヌリに送信し、自動で行うようにする。成功したかどうかは機動後48時間、軌道決定後の分析過程を通じて判別する。
米国の大型宇宙発射体(SLS)に載せられた月探査船はたった4.5日後に月まで直行する。だが、タヌリは4カ月半の間、合計595万キロを回り今年末になってこそ月軌道に到着する。なぜだろうか。