【コラム】26日間で124万キロ飛行…韓国初の月探査船「タヌリ」、巡航中(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.30 15:01
韓国初の月軌道探査船タヌリ(KPLO・Korea Pathfinder Lunar Orbiter)が地球を離れて20日余りが過ぎた。タヌリは今月5日、米国フロリダ・ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」に搭載されて宇宙に向かって飛翔し、予定された2番目の軌道修正を省略するほど巡航中だ。
韓国航空宇宙研究院によると、タヌリは12月19日に月軌道に進入するまでの4カ月半の間、合計595万キロメートルに達するBLT(Ballistic Lunar Transfer・弾道型月遷移軌道)軌跡に従って長い航海をしなければならない。途中で深宇宙通信装備が故障することも、軌道修正を担当する推進器が問題を起こすことも考えられる。すべてのことが韓国にとっては初めての挑戦だ。26日午後、タヌリの宇宙航行司令室である大田(テジョン)韓国航空宇宙研究院「月軌道船任務運営管制室」を訪れた。