最近、青瓦台（チョンワデ）でファッショングラビアを撮影したことが議論を呼んでいる中、世界的なブランド「グッチ」と文化財庁が景福宮（キョンボックン）でファッションショーを開くことにしたが、取りやめたことが分かった。

文化財庁とファッション業界などによると、文化財庁とグッチ・コリア側は１１月１日、景福宮勤政殿（クンジョンジョン）一帯で「グッチコスモゴニーファッションショーｉｎソウル景福宮」行事を開くことにしたが、最近取りやめた。

文化財庁の関係者は「（青瓦台関連）グラビア問題が浮上する前に審議を受けて行事を準備中だった」とし「様々な効果が期待されるが、現状況では進行が容易ではない」と中止させた背景を説明した。

グッチ側は景福宮が持つ歴史的意味に注目して行事を準備したという。文化財委員会の会議録を見ると、グッチ側は「世界レベルの天文学が研究された景福宮の歴史的価値、そして天文からインスピレーションを受けたファッションショーのテーマを国内外に広く発信する」と場所の使用を申請した。

これを受け、文化財委員会は「関係専門家の助言を受けて景福宮という歴史文化遺産の価値を強化し、歴史的事実についてしっかりと考証を受けること」などの条件をつけて「条件付きの可決」決定を下した。グッチ側は、外交や財界関係者、芸能人などを招待し、約５００人規模で行事を開く計画だった。

これに先立ち、「ヴォーグ・コリア」は最近、青瓦台を背景に韓服ファッショングラビアの撮影を行った。文化財庁青瓦台国民開放推進団は「『文化遺産訪問キャンペーン』は文化遺産の価値を再発見し、その美しさを国内外に発信するブランド事業」とし「協力メディアであるヴォーグ誌は１３０年余りの歴史を持って全世界２７カ国で発刊される世界的ファッション雑誌で、同誌に韓服の新しい現代的解釈と開かれた青瓦台がともに紹介されることも新しい試みになると判断した」と明らかにした。

しかし、青瓦台のグラビアが公開された後、「モデルのハン・ヘジンが迎賓館で横になった」という事実に焦点をあてた批判が殺到し、青瓦台の活用について活用とき損の間で論議が続いた。卓賢民（タク・ヒョンミン）前青瓦台儀典秘書官も該当撮影を狙撃して論議は拡大した。