【中国を読む】中国の不買運動と韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.29 11:31
いつからか中国でひどい目にあう外国企業が多くなった。たいていは不買運動にあったりするがその原因には「中華を侮辱した」という「辱華」が挙げられる。何が中華を侮辱する行動なのか。これと関連して大きく4種類のタイプが議論される。(1)中国との関係がねじれたり(2)中国が金科玉条のように叫ぶ「ひとつの中国」の原則をしっかり順守できなかったり(3)人権など価値観問題で中国と対立したり(4)中国人の容貌を見下したりした時だ。外国企業の例を挙げるまでもなく高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で韓国のロッテが中国で辛酸をなめた。
こうした中国の外国企業不買運動の実態と関連し、先月中旬にスウェーデン国立中国センターが注視すべき報告書を発表して目を引く。2008年から2021年までの調査可能な中国の外国企業不買運動実態を全数調査し、どんなケースでボイコットに遭い、不買運動に中国当局がどの程度介入し、外国企業としては不買運動があった時にどのような対処が効果的なのかなどを比較的詳細に明らかにした。中国が気に入らない国の企業を相手に不買運動を行う過程で韓国が世界5位に上がっているという調査結果は韓中修交30周年を迎えたこの時点でかなり苦々しい感じを与える。