韓国、連休後新型コロナの感染者急増…オミクロン株ワクチンの国内許可は来月結論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.17 08:00
英国が世界で初めてモデルナ社の新型コロナ「2価ワクチン」(モデルナスパイクバックス筋注)使用を承認した中でペク・ギョンラン疾病管理庁長が16日「改良ワクチンの効果と安全性、防疫状況、導入日程・物量などを総合的に考慮して8月末に接種計画を発表する」と話した。ただし、食品医薬品安全処の品目許可結果が早くても9月末に出るものとみられるうえに、10月にはオミクロン株変異「BA.5」を狙った新たなワクチンが公開される可能性があり期待に応じた活用が難しいかもしれないという分析がある。
英国医薬品医療製品規制庁(MHRA)は15日(現地時間)モデルナが作った2価ワクチンを成人用追加接種(ブースターショット)に使うという条件で承認した。2価ワクチンとは、2つのウイルスを防ぐことができるワクチンをいう。
モデルナが開発した2価ワクチンは中国武漢で始まった新型コロナの原形ウイルスとオミクロン株変異BA.1を同時に狙ったmRNA(メッセンジャーRNA)基盤のワクチンだ。モデルナの6月臨床試験資料によると、かつてのワクチンよりオミクロン株の中和抗体が1.75倍多かった。BA.4もBA.5に対しては1.6倍高かった。4回目の接種時、BA.5に対する予防効果が3回目の接種者に比べて6.3倍さらに高かった。英国予防接種・免疫合同委員会(JCVI)は翌月から始まる秋のブースターショット接種に2価ワクチンを使うように勧告した。