6年間の足かせが外れた李在鎔サムスン…3つの経営課題は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.12 15:28
◆「実力」を見せる時
経営の足かせが外れて本格的な3世経営体制に入るだろうが、李副会長には機会と危機、負担が共存する。まさに「実力」を示すことが求められる時期だ。同じ世代の鄭義宣(チョン・ウィソン)ヒョンデ(現代自動車)グループ会長がモビリティーとロボティクスでグループの未来を提示し、具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長も携帯電話(MC事業)部門を思い切って整理する「選択と集中」でソフトランディング(軟着陸)に成功したという評価を受ける。
李副会長は2015年から事実上グループ総帥の役割をしてきたが、まだビジョンを提示する機会を持っていない。メモリー半導体と携帯電話で「グローバル最強」の地位を守ったが、未来の産業、新事業投資などの大転換をまだ用意していない。