【社説】気候災難に備えた災難対策の再設計が急がれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.10 10:57
ソウルを含む中部地方に115年ぶりの記録的なゲリラ豪雨で人命と財産被害が続出した。出退勤大乱も続いた。韓半島(朝鮮半島)にまたがる停滞前線の影響で当分大雨が続くというので人命被害の最小化が何より重要だ。政府は気候災難時代に頻繁になっている極端気象を「ニューノーマル」に想定して災難対策とシステムを総体的に点検する必要がある。雨がやめば即座に忘れるその場凌ぎの対応ではなく、災難に備えたインフラ投資を増やして先制的に対処する契機にしなければならない。
今回の大雨は気象異変と呼ぶほど想像を絶する水準だ。8日午後9時ごろ、ソウル銅雀区(トンジャクク)一帯には1時間の間141ミリ(累積417ミリ)のゲリラ豪雨が降った。韓半島(朝鮮半島)にはその間夏の梅雨期1カ月間350ミリ程度の累積降水量を記録した。ところが、わずか4~5日間バケツで水をかけるように600~700ミリが降ったから誰から見ても異常だ。