【韓半島平和ウォッチ】台湾海峡の平和のために韓米疎通と国際連帯の強化を(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.09 15:59
◆台湾危機は韓半島の安保と直結
中国の台湾侵攻の可能性は短期的に希薄だが、数年以内に台湾周辺の軍事力均衡が中国に確実に傾けば米国の抑止は作動しなくなるだろう。台湾攻撃はロシアのウクライナ侵攻と同じように、ミサイル攻撃、特殊部隊の派遣、島しょ占領、全面侵攻、海路封鎖、サイバー攻撃、情報心理戦、外交戦など強圧措置と武力攻撃をミックスさせたハイブリッド戦、または武力使用に及ばない曖昧な措置から相手に反撃をためらわせるグレーゾーン戦略を動員する可能性が高い。
スタンフォード大学国際問題研究所のオリアナ・マストロ研究員は昨年7月、国際政治経済メディア「フォーリン・アフェアーズ」の寄稿で、中国が台湾の主要施設に対するミサイル・空軍攻撃、海軍・サイバー攻撃を通した封鎖、周辺米軍ミサイル・空軍攻撃は可能だが台湾本土の上陸攻撃は難しいとみている。中国抑止には中国ミサイル制御のためのミサイル、武装ドローン、長距離砲、対艦武器などをグアム・日本・フィリピンに展開しないといけないが、これに対して必要な同盟国・友好国の協力確保が容易ではないと分析した。