【韓半島平和ウォッチ】台湾海峡の平和のために韓米疎通と国際連帯の強化を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.09 15:59
ポスト脱冷戦時代の幕開けを知らせたウクライナ戦争は強大国政治の帰還と国際安保の脆弱性を端的に見せている。台湾海峡、南シナ海、東シナ海、中印国境、韓半島(朝鮮半島)などインド太平洋の地政学的断層帯でも類似の事態に対する懸念が高まっている。このうち台湾海峡の危機事態が注目されている。
人口2300万人・面積3万6000平方キロメートルの台湾は中国領土の一部だが独自の行政力を持っている実体だ。1971年国連代表権が中国によって失われ、70年代米国などが外交関係を断絶し、現在の修交国は13カ国で国際的孤立状態だ。中国との両岸関係は「一つの中国」原則に関する92年合意をベースに、台湾は独立を追求せず、中国も統一を強制しない現状維持の中で、海運・航空・郵便で2000年小三統、2008年大三通が実現し、4流(経済・科学・文化・体育交流)で貿易・投資・交流の面で相当な進展を成し遂げた。