韓中外相会談控えてTHAAD牽制…中国メディア「友人が渡す剣を受けるな」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.09 14:54
中国国営メディアが韓中外相会談を控えて「友人(米国)が渡す剣を受け取るな」とし、THAAD(高高度防衛ミサイル)を牽制した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権になって初めての訪中した韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官と中国の王毅外相の会談が行われる9日、国粋主義性向の環球時報は「韓国が独立・自主外交を堅持すれば自然に尊重される」と題した社説で、このように主張した。
社説は「THAAD問題は韓中関係が直面した大きな問題であり、回避することができない」とし「THAADはワシントンが北東アジアに打ち込む杭であり、地域情勢を混乱させて利益を得ようという目的」と強調した。続いて「我々はソウルが北京の戦略的利益に対する正当な尊重を『中国に対する屈従』と解釈しないことを望む」とし「逆にワシントンの圧力下でTHAADを配備することが『米国の利益に屈従』と見るべき」という論理を出した。そして「中国は韓国に『どのように友人と付き合うべきか』についていちいち言わないが、友人(米国)が渡す剣は決して受け取ってはならない」とした。