【社説】試験台に上がった対中外交…柔軟かつ堂々と解かなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.09 11:35
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対中外交が試験台に上がった。外交部の朴振(パク・チン)長官がきょう中国・青島で就任後初めての韓中外相会談をする。続けて韓国政府は近く米国が主導する半導体供給網協議体である「チップ4」予備会議に参加する予定だ。韓国・米国・日本・台湾が参加するチップ4は事実上中国牽制が目的だ。中国と対立する素地がある。きょうの外相会談は容易でない会議になるものとみられる。
24日には韓中修交30周年だ。だが国際情勢はいつになく複雑で敏感だ。30年前の修交当時の雰囲気とは全く違う。中国とロシアなど権威主義が周辺を圧迫しており、米中は戦略競争で冷戦に突き進んでいる。
最近ペロシ米下院議長の台湾訪問を契機に中国は台湾を包囲した軍事演習を実行した。いまは韓半島(朝鮮半島)に近い西海(黄海)に拡大している。韓中外相会談が開かれる青島は今回の黄海での演習を主管する中国北海艦隊司令部がある所だ。まさにその近海で演習が実施されている。修交30周年を控えた両国の会談が北京でなく海上演習がある青島で開かれる理由から釈然としない。