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韓国中部地方に80年ぶりの記録的な大雨…浸水道路で水泳をする市民も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.09 10:24
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韓国中部地方に80年ぶりの記録的な大雨が降り、ソウル各地が浸水被害を受けた。8日にはソウル南部地域を中心に1時間あたり100ミリ以上の雨が降って道路が水に浸った。

ネット上では新林洞(シルリムドン)一帯の浸水道路で水泳をするある市民の様子を撮影した映像が話題になっている。6秒ほどの映像で、赤色の水着と水泳帽を着用した男性が泥水の中で足をバタバタさせながらクロールをしている。人々は「新林洞フェルプス」と称して該当の映像をシェアした。

 


ネット上では「面白くはあるが感電しないか心配だ」「皮膚病になるぞ」「歴代級の災難状況なのに遊んでみようという気持ちになるだろうか」などさまざまな反応が出ている。

8日、ソウル瑞草区(ソチョグ)のあるマンションの前で浸水した車両の上に上がって難を逃れている一人の男性の写真は「瑞草洞賢者」と呼ばれてネット上に瞬時に拡散した。きちんとしたスーツ姿のこの男性は虚しい表情で携帯電話を見ており、どこかに連絡をしているようにみえる。ネット上では「瑞草洞賢者」「瑞草洞の解脱男」としながらこの写真をシェアした。一部はこの写真を利用したパロディ物を作った。

だが莫大な人命被害が発生している災難状況である以上、行き過ぎた風刺は自制するべきだという声もある。中央災難(災害)安全対策本部は9日、ソウルや京畿など首都圏地域に降った大雨で7人が亡くなり6人が行方不明になるなど人命被害が発生したと明らかにした。

ソウル銅雀区(トンジャクク)では前日8日午後5時40分ごろ、大雨によって倒れた街路樹を片付ける作業をしていた60代区庁職員が亡くなった。ソウル冠岳区(クァナクク)では前日午後9時7分ごろ浸水で半地下に10代を含む3人が閉じ込められたとの通報があったが結局死亡した。

雨は10日まで最大で300ミリさらに降る見通しだ。韓国気象庁は10日まで首都圏と江原(カンウォン)内陸部・山間部、忠清(チュンチョン)北部、慶北(キョンブク)北西内陸部には100~200ミリの雨が降り、多い所では300ミリ以上の降水量を記録すると予想している。

気象庁は「持続的な雨で地盤が緩み、土砂崩れが懸念される地域では事前に安全なところに避難し、川岸の散歩道や地下車道などを利用するときには孤立・低地帯浸水・河川と貯水池の氾濫に留意しなければならない」と呼びかけた。

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    韓国中部地方に80年ぶりの記録的な大雨…浸水道路で水泳をする市民も

    2022.08.09 10:24
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    8日、ソウル南部に「水爆弾」級の雨が降る中で、ネット上で「新林洞(シルリムドン)フェルプス」と称されシェアされている映像画面。[写真 YouTube キャプチャー]
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