韓国、3日に2件の割合でシンクホール発生…「地下空間地図」の構築が急務
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.08 07:48
3日に江原道襄陽郡(カンウォンド・ヤンヤングン)の洛山(ナクサン)海水浴場の近くで横12メートル、縦8メートル、深さ5メートルのシンクホールが発生した。シンクホールは一定規模以上の地面が陥没する現象をいう。幸い人命被害はなかったが、シンクホール近くのコンビニエンスストアの建物の半分ほどが地中に落ち込み真っ二つになった。
江原道地域では2018年から大小84件の地盤沈下事故が発生した。体積をすべて合わせると3051立方メートルに達する。五輪規格の長さ50メートルのプール1.5倍に相当する規模だ。襄陽のシンクホールはこの5年間に江原道地域で発生した地盤沈下事故のうち最も大きい。国土交通部は4日に中央地下事故調査委員会を設置し正確な事故原因を分析している。
シンクホールは主に地下水に溶けやすい石灰岩の土壌で発生する。江原道の場合、石灰岩層が広く位置している。しかし韓半島(朝鮮半島)全体として見れば3分の2以上が花こう岩・片麻岩で構成されており、シンクホール発生に対する懸念は相対的に少ない方だった。だが韓国もこれ以上シンクホール安全地帯ではないと分析される。