演劇を鑑賞したが、ペロシ議長とは電話だけ…「尹政権のジレンマ表れた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.05 09:50
休暇中の韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日、ナンシー・ペロシ米下院議長一行と40分間ほど電話会談をした。尹大統領は「5月にバイデン米大統領と約束した韓米同盟のグローバル包括的戦略同盟発展のために米国議会と緊密に協力する」とし「(ペロシ議長一行が板門店共同警備区域を訪問するのは)韓米間の強力な対北朝鮮抑止力の徴表になる」と述べたと、国家安保室の金泰孝(キム・テヒョ)第1次長が伝えた。
◆面談でなく電話
この日、尹大統領とペロシ議長一行の間の電話では、外交と国防、技術協力と気候変動など広範囲なテーマが扱われた。大統領室によると、「尹大統領が最初の夏の休暇で家族と時間を過ごす中、時間が確保されたことに感謝している」とあいさつしたペロシ議長は「韓米同盟はいくつかの観点で重要な意味があるが、道徳的な側面でも必ず守るべきことがある」と述べた。そして「ワシントンで最近、韓米追慕の壁の除幕式が挙行されたように、これまで数十年間にわたり多くの犠牲で守ってきた平和と繁栄の約束を必ず守って維持していく義務がある」と話した。また「域内の平和と安定のための核心軸として韓米同盟の重要性がより一層高まっている」とし「韓米間で自由に開放されたインド太平洋秩序を共に築いていこう」と語った。