【時視各角】日本の知人が尋ねる3つの質問
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.04 11:30
#日本で内閣支持率30%台は黄信号、20%台は危険水域、10%台は即刻退陣という不文律がある。実際、福田内閣(19%)、麻生内閣(18%)、鳩山内閣(17%)、菅内閣(14%)はすべて支持率が10%台に落ちるやいなや自ら退いた。これ以上持ちこたえるのは意味がないという理由からだ。ともに1年以下の短命政権となった。支持率は政権の生命だ。安倍元首相が銃撃を受けて死去した後に実施された調査で、「安倍氏を高く評価する理由」を尋ねる質問に対し、多くの回答は「首相として長期間在任(8年8カ月)したから」だった。「毎年国際会議があるたびに別の日本人が現れて『私が新しい首相です』と言いながら名刺を渡す」という国際社会の皮肉を安倍氏が克服したとみている。観点を変えて韓国が内閣制だったらどうだったのか。どれほどのペースで指導者が交代するだろうか。とにかく大統領制であるのが幸いだ。
#支持率に敏感な日本は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の20%台の支持率にも注目している。韓日関係改善の動力が落ちかねないからだ。しかし逆説的に最近の韓国の政局は「韓国と日本は見方もシステムもこのように違うのか。韓日関係を解決するのは容易でない」いう考えを再確認させるきっかけにもなった。
最近、日本の知人から受けた質問をいくつか紹介したい。<1>「大統領はもともと与党代表代行に私的なメッセージを送っているのか」(内閣制の日本は首相が与党総裁を兼任する。しかしデジタルに遅れがあるためか私的なメッセージを送ったりはしないという。大統領が与党代表代行とあれこれとメッセージを交わすのを不思議に思う)<2>「国会本会議場でスマートフォンのメッセージを読んで送ってもかまわないのか(日本参議院は1995年から携帯電話搬入自体を禁止している。衆議院は96年から「使用」を禁止している)<3>「与党が非常対策委を構成するとしながら「現党憲・党規よりも政務的判断が優先」と言ったようだが、韓国はもともとそうなのか」(日本は法と手続きに執着するが、韓国は相対的に柔軟性と速度感を重視すると説明したが、結局、知人を納得させることはできなかった)