中国の報道官自任した北朝鮮、ペロシ氏の台湾訪問に「内政干渉」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.03 17:07
北朝鮮が3日、ペロシ米下院議長の台湾訪問と関連し、「米国の破廉恥な内政干渉行為」と批判し中国を支持する立場を迅速に明らかにした。米中対決局面で中国側に立ちながら中朝同盟を強化する一方、核問題を含む各種懸案で中国の共感を引き出すための意図とみられれる。
外交界では、進行中である他国の懸案に対し北朝鮮が公式の立場をすぐに表明したことをめぐり異例との評価が出ている。7回目の核実験の準備を終えた北朝鮮が米中対決を機会と考えて身動きの幅を広げようとする戦略かもしれないと分析される。元当局者は「北朝鮮が中国の報道官の役割を自任したのは驚くことではないが、これは今後の中朝関係を見通すことができるリトマス試験紙。米中対決で発生した機会を活用して核実験のような高強度挑発に出る可能性が大きい」と話す。