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「父を燃やしてウイルス扱いした北朝鮮」 国連に手紙を書いた息子=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.02 15:29
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写真=2020年9月22日に北朝鮮軍によって殺害された故イ・テジュンさんの息子が今月2日、エリザベス・サルマン新任国連北朝鮮人権報告官に宛てた書簡の全文。[写真 遺族側キム・ギユン弁護士]

2020年9月22日北朝鮮軍によって殺害された故イ・テジュンさんの息子が、新たに国連北朝鮮人権報告官に就任したエリザベス・サルモン氏に遺族の心境を綴った手紙を送った。この手紙で「人の命をコロナウイルス扱いする北朝鮮の形態は明らかになくならなければならない」とし「父の死と同じような事例が再び発生しないように遺族の痛みと北朝鮮人権の実態を広く伝えてほしい」と呼びかけた。

 
◆「北、父を銃殺して焼いた…糾弾が必要」

イさんの息子は2日午前、サルモン報告官に宛てた書簡で、就任を祝う言葉ではじめたあと「私の父は北朝鮮軍に銃殺されて死体が燃やされた」とし、当時事件の経緯を明らかにした。続いて「この手紙を書く理由は、北朝鮮の反人権的行為が引き起こした一家庭の不幸について申し上げ、再び同じようなことが繰り返されないように北朝鮮に対する強力な糾弾が必要なため」と明らかにした。

また「北朝鮮は人の命を新型コロナウイルス扱いし、非武装の民間人を銃殺して死体まで燃やし、遺骨さえ家族の懐に返してくれなかった」とし「(しかし)当時文在寅(ムン・ジェイン)政府は(父に)越北者という汚名まで着せてその死を正当化し、私の家族に対して真の謝罪の一言もない北朝鮮の肩を持った」と批判した。

実際、文在寅政府は殺害事件3日後の2020年9月25日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の謝罪が入った通知文が到着すると基調を180度変えたと指摘されている。金委員長の謝罪を基点に「北朝鮮は反倫理的行為を謝罪せよ」(2020年9月24日、NSC声明)というメッセージは消えて「失踪者は越北したと判断される」(2020年9月29日、海洋警察の中間捜査発表)という結論だけが残った。

◆「文、何の措置もなく退任…記録を封印」

イさんの息子は「安保室、国防部、海洋警察に対して情報公開請求をしたが拒否され、訴訟まで進めて勝訴判決が下されたのに、文在寅政府は控訴で対応し、父の死に対する真実を隠そうとした」とも指摘した。実際、文在寅政府の青瓦台(チョンワデ、元大統領府)と海洋警察は昨年11月「関連情報を遺族に公開せよ」という裁判所の判決に従わずに控訴した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府になった今年6月、海洋警察は「越北だと断定する根拠がない」とし、2年前の捜査結果を覆して控訴も取り下げた。あわせて大統領室と海洋警察が保有していた事件関連の情報が遺族に伝えられた。

ただしイさんの息子は事件関連の主要な記録が今も大統領記録館に保管されているという事実を指摘した。彼は「真実の究明のために直接関わると約束してくださった文在寅大統領の手紙の内容を私は信じて待っていたが、何の措置もなく退任し、父の死に関するものなどが大統領指定記録物として封印され、15年間確認できなくなってしまった」と述べた。

実際、現在の海洋水産部公務員殺害事件に関する主な記録は大統領記録館に一般に閲覧が制限される「指定記録物」として封印されている可能性が高い。しかし記録館は6月、遺族に「(殺害事件関連の)記録物は存在しない」と通知し、これに対して遺族側は先月20日記録館長に対して行政訴訟を提起した。現行法によると、大統領指定記録物は国会在籍議員3分の2以上の賛成あるいは管轄高等法院長の令状があってこそ見ることができるが、現在は文前大統領や野党の協力を受けることが難しいという判断からだ。

◆「力で人権を踏みにじるべきではない」

イさんの息子は手紙を締めくくりながら「これ以上無力な生命が人権を侵害され、事実が歪曲(わいきょく)されて真実が隠蔽される状況があってはならない」とし「誰であろうとも権力の力を前に出して人権を踏みにじってはいけない」と強調した。また「人の命をコロナウイルス扱いしながら軽くみなし、責任を負わない北朝鮮の形態は明らかになくなるべきだ」とし「尹錫悦政府と考えを一つにし、これ以上、父の死と類似の事例が発生しないように、私の家族の痛みと北朝鮮の実態を広く伝えてくださるよう望む」とした。

手紙を受け取ったサルモン報告官はペルー出身の国際法専門家で、前日の1日から任期を始めた。今月中に初めての訪韓を推進している。サルモン報告官は任期を始めるにあたり発表した声明で「北朝鮮が新型コロナに対応して厳格な措置を取ったことで、人権状況が過去2年6カ月間さらに悪化した」とし「北朝鮮国民は今まで経験しなかった、さらに厳しい状況に直面している」と指摘した。

実際、新型コロナ事態以降、国境地域で射殺命令を下した北朝鮮はイ・テジュンさんの殺害に対しても「新型コロナの防疫次元」という理由を挙げていた。

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