「嗅覚喪失がコロナの症状である人、認知機能低下の強い前触れ」=海外研究結果
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.01 15:51
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の特異症状の中の一つに挙げられる嗅覚の喪失が認知機能低下の強い前触れの可能性があるという。
1日(現地時間)、米NBCニュースの報道によると、米国サンディエゴで先月31日に開かれたアルツハイマー協会の例年総会でこのような内容の研究結果が発表された。この研究を行ったアルゼンチンの研究陣は「コロナ感染期間における嗅覚の喪失は、コロナの症状がどれくらいひどかったかとは関係なく、認知機能低下の強力な予測変数になりうる」との結論を下した。
研究陣はコロナで嗅覚の喪失を経験した55~95歳の成人766人を対象に、新型コロナ感染後1年にわたり身体的・認知的・神経精神科的など3分野の追跡調査を実施したが、対象者のうち3分の2が調査期間の最終段階で一定類型の認知機能障害を示した。調査対象の半分は障害の程度が深刻であることが明らかになった。