韓国初の次世代イージス艦「正祖大王」進水…SM-6装着、北朝鮮弾道ミサイル迎撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.29 08:10
韓国の次世代イージス艦「正祖大王(チョンジョデワン)」〔広開土(クァンゲト)III Batch-II〕はすでに戦力化されている世宗大王(セジョンデワン)級イージス艦(広開土III Batch-I)3隻よりもはるかに発展したイージス防御体系と強力な攻撃力を備えている。「広開土III」はイージス艦事業名で、バッチ(Batch)は性能向上段階を意味する。韓国軍当局は2020年代後半までに計3隻の正祖大王級イージス艦を戦力化する計画だ。
8200トン級を誇る正祖大王には世宗大王級(7600トン級)イージス駆逐艦にはない武器体系が搭載される。代表的なものが海上で敵軍事施設を打撃できる艦対地弾道ミサイルだ。海軍が大邱(テグ)級(2800トン級)護衛艦に戦力化した戦術艦対地ミサイル「海龍(ヘリョン)」(射程距離150~200キロ)よりも優れた性能のミサイルを搭載するものとみられる。軍消息筋は「拡散弾である海龍だけでもサッカー場2倍の広さを焦土化することができる」とし「国内で開発中の新型艦対地ミサイルを搭載すれば海上から北朝鮮軍前方軍団指揮部を打撃できるだろう」と話した。