韓米金利逆転、韓国副首相「過度な偏り現れれば市場安定措置」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.28 17:24
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官が韓米の金利逆転が市場に及ぼす影響は「限定的」としながらも、「過度な偏り現象が現れれば市場安定措置に出る」と話した。
秋副首相は28日、非常マクロ経済金融会議を主宰してこのように明らかにした。この日の会議には李昌ヨン(イ・チャンヨン)韓国銀行総裁、金周顕(キム・ジュヒョン)金融委員長、李卜鉉(イ・ボクヒョン)金融監督院長が出席した。秋副首相は「今回の米連邦準備制度理事会(FRB)の決定は概ね市場の予想に合致する水準。韓国の金融市場に及ぼす影響も限定的と予想される」とした。
これに先立ち27日に米国の中央銀行に当たるFRBは政策金利をこれまでの年1.5~1.75%から2.25~2.5%に0.75%引き上げた。2カ月連続で0.75%の利上げに踏み切っており、米国の金利が韓国の2.25%を上回った。2020年2月から約2年半ぶりの韓米金利逆転だ。韓国のような新興国にとどまった外国人投資資金が▽世界1位の経済大国▽基軸通貨国▽高金利――の「三拍子」を備えた米国の先進市場に吸い込まれていく可能性が一層大きくなった。