審判ユニホームの契約で便宜を図り数千万円の賄賂…東京五輪の不正が明るみに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.28 15:34
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行で1年延期になり、関連者が相次いで辞任するなど「うわさと事件にまみれた」昨年の東京オリンピック(五輪)が、今度は大型贈収賄疑惑で汚されている。
贈収賄スキャンダルとして捜査を受けているのは東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事(78)だ。高橋氏は五輪大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」に審判ユニホームなどを独占で販売するなどの便宜を図った見返りに少なくとも4500万円の資金提供を受けた容疑がもたれている。
この事件を捜査している東京地検特捜部は26日に高橋元理事の自宅と五輪スポンサーの選定を担当した広告会社「電通」本社を、27日にはAOKIの青木拡憲前会長の自宅と東京五輪組織委員会事務室の強制捜査に乗り出した。28日にはAOKI本社に対する家宅捜索に入った。