１９日ぶりに公開活動に出た金正恩（キム・ジョンウン）北朝鮮国務委員長が尹錫悦（ユン・ソクヨル）政府の「先制打撃」など北朝鮮に対する軍事政策に関連し「そのような危険な試みは直ちに強力な力によって報復されるだろうし、尹錫悦政権と彼の軍隊は全滅するだろう」と強く批判した。

２７日、朝鮮中央通信によると、金正恩委員長は２６日開かれた「戦勝節６９周年」の記念行事の演説で「南朝鮮（韓国）政権と軍部チンピラが軍事的にわれわれと対抗しようと工夫し、特定の軍事的手段と方法によって先制的にわが軍事力の一部分を無力化させたり、打ち壊したりすることができると思うなら大間違いだ」と明らかにした。

金正恩委員長は「今わが武装力はどの危機にも対応する徹底した準備ができており、わが国の核戦争抑制力、また絶対的な自らの力を自らの使命に忠実に、正確に、迅速に動員する万全の態勢にある」と強調した。

米国に向かっても「朝鮮民主主義人民共和国は米国とのいかなる軍事的衝突にも対処する徹底した準備ができているということを今一度確言する」とし「米国がわが国の霊想を傷つけ、われわれの安全と根本利益を継続して厳重に侵害しようとするなら、さらに大きな不安と危機を甘受しなければならないだろう」と警告した。

金正恩委員長が尹錫悦政府に対して直接的に立場を出したのは初めてだ。

金正恩委員長の今回の公開活動は８日労働党各級党委員会組織部の党生活指導部門幹部特別講習会の参加者と記念写真を撮影し後１９日ぶりだ。