【時視各角】尹政府の支持率回復が必要な理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.27 11:37
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「前政権の長官の中でこのように立派な人物を見たことがあるか」(5日)と言ったことに続き、長次官のワークショップで「政府構成はうまくいったようだ」(22日)と述べた。だが、国政遂行に対する否定評価は60%台となっている。任期末のレイムダックに例えて「就任ダック」という言葉も登場した。警察の集団反発、野党一部からの弾劾発言が簡単に聞こえる背景だ。大きく間違ったこともないということから異例的だが、原因のない結果はない。回答者が最大の減点要因に選んだのは「人事問題」だ。これがなぜ問題なのか。
たとえ尹大統領の発言が事実だといっても政治的には問題になり得る。特に、政治的動力を提供する社会統合には悪材料になる。全羅道(チョルラド)出身のある知人は不満を隠さない。尹大統領の発言通りなら、長官職でごく少数に過ぎない湖南(ホナム)地域には人材がいないといったのではないかとして顔を赤らめる。このような否定的な反応が支持率と関係がないとは言えない。