【グローバルアイ】京都の挑戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.26 10:52
2015年の冬休みは台湾国籍の喬恒越さんの人生を変えた。喬さんは2013年、留学のため京都にやってきた。立命館大学で経営学を勉強した喬さんは卒業を控えて冬休みを利用して中国に行った。ご飯を食べに行ったレストランで喬さんは「衝撃を受けた」という。店は広いのに従業員は数人もいなかった。注文はスマートフォンで受けて、決済もスマートフォンでした。日本で接していた風景とは違う状況だった。
日本で一度やってみようと思った。2019年から気の合う留学生5人と起業を準備し始めた。QRコードだけ撮影すれば注文したり家に出前を頼んだりすることができるアプリを作った。問題はビザだった。日本で起業するには「経営管理ビザ」の発給を受けなければならないが、条件が厳しかった。職員を2人以上を雇用し、資本金が500万円必要だった。留学生の身分では夢すら見ることができないことだった。悩んでいた喬さんに2020年、良い知らせが舞い込んできた。京都が「スタートアップビザ」を導入するということだった。スタートアップ設立計画書を出せば、実際に会社を設立できるように1年間準備できる在留資格を与えるという内容だった。ビザ申請の手続きから弁護士相談、銀行口座開設まで助けを借りた。このようにして2020年10月に設立した「funfo」は1年間のスタートアップビザを昨年「卒業」し、香港の投資家から3000万円の投資金も受けて合計17人が働く堂々とした京都のスタートアップに成長している。