マーベルも羨む韓国技術力の総合、映画『宇宙+人』の製作ビハインド(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.25 13:40
◆キューブ=「映画『コンタクト』など数多くの宇宙飛行船を見たが、どのようにデザインしても全部見たことのあるような形になった」というチェ監督はシンプルなデザインを選んだ。世の中にないと思った鉱物からモチーフを得て映画の中の宇宙技術の基本単位「キューブ」が作られた。小さい岩石彫刻が開かれて拡張され、エイリアン囚人を閉じ込めておく小型監獄になり、ロボット・飛行船に姿を変えたりもするという設定だ。視空間を移動する関門「ポータル」も空に無数のキューブ切れが割れて消えるイメージで表現した。ジェガル・スンさんは「映画で数千数万個のキューブの動きを有機的に見えるようにプログラムを自動化した」と説明した。
◆アクション=ユ・サンソプ武術監督は「チェ・ドンフンアクション」を「中国の華麗で誇張された動作、日本の血なまぐさい殺戮戦とは違う韓国的感性のアクションスタイル」と定義した。超強力な触手エイリアンとロボットが主をなす現代場面では「マーベルの映画のように人間を凌駕した能力をもつアクション」を、高麗時代の道術は「速度感あるワイヤーアクション」に焦点合わせた。掌風にあたって飛ばされる場面がダイナミックに演出されるためには実際の撮影が既存のワイヤーアクションより速くなる必要があった。ワイヤーを固定するクレーンに引けば速度が速くなるレールを設置し、ワイヤーの上で回転が可能なターンテーブルまでつけて多彩なアクションを試みた。リュ・ジュニョル、キム・テリは今回の映画のためにアクションスクールの訓練以外にも器械体操、截拳道(ジークンドー)を習った。