ランプの明かりで勉強した「不可触民」…族長の娘、インド最年少の大統領に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.25 07:29
インドで最下層である先住民族出身の大統領が誕生する。与党インド人民党(BJP)所属のドラウパディ・ムルム候補(64)が21日の連邦議会と州議会の投票で、得票率64%で野党のヤシュワント・シンハ元外相を押さえ大統領に当選したとニューヨーク・タイムズなど外信が22日に報道した。ムルム氏が25日に就任すれば先住民族出身では初めてで、プラティバ・パティル元大統領(2007~2012年在任)に続く2人目の女性大統領になる。インド独立後に生まれた最年少大統領という記録も作ることになった。
インドは議院内閣制で首相が実質的に内閣構成の権限を持つが、ムルム氏の大統領当選は先住民族出身では初めて憲法上の国家元首になった点で意味が大きい。インドの大統領選挙は連邦上下院と各州議会議員4896人の投票で行われる。インドには約700の先住民族がおり人口は1億400万人に達するが、カーストなどインド伝統の社会階級秩序に含まれていない集団で不可触民の扱いを受ける。
◇「インドの新たな歴史書いた」