韓米「必要時には外為市場流動性供給装置実行」…通貨スワップに含み残す(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.20 07:55
韓米の財務相が次第に悪化する世界の経済状況の中で緊密な政策共助が必要だということに同意した。外国為替市場安定策として注目を集めた通貨スワップ締結はなされなかったが、「外貨流動性供給」を明示して今後の韓米通貨スワップ再締結の可能性を残しておいた。企画財政部関係者は「通貨スワップに準じた措置ができると明らかにしたことで、揺れ動く韓国の外国為替・金融市場に肯定的な影響を及ぼすだろう」と評価した。ロシア産原油価格上限制など米国が要請したウクライナ情勢への対応策に対し韓国政府は参加する意思を明らかにした。
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官とイエレン米財務長官は19日午後にソウル市内のホテルで開かれた韓米財務相会談を終えこうした会議結果を発表した。この日の会議には両長官をはじめ両国政府関係者7人がそれぞれ参加した。米財務長官が韓国を訪れたのは2016年6月のルー長官(当時)から6年ぶりだ。イエレン長官が訪韓したのは昨年1月の就任以降で初めてだ。