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性暴力にあった女子大生はなぜ3階から墜落したのか…加害者は「押し付けたわけではない」=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.18 11:01
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準強姦致死傷。15日、仁荷(インハ)大学キャンパス内性暴力死亡事件を捜査している仁川(インチョン)弥鄒忽(ミチュホル)警察署が緊急逮捕した20代在学生A氏に対して、16日拘束令状を申請しながら記した疑惑だ。準強姦致死傷は泥酔などにより積極的に抵抗できない被害者の状態を利用して性暴力を加え、その直接的な結果として被害者が死に追い込まれだ時に適用できる疑惑だ。17日、令状実質審査を引き受けた仁川地裁のコ・ボムジン当職判事は「逃走および証拠隠滅の恐れがある」としてA氏に対する拘束令状を発行した。

「学校に人が倒れています」。仁川市弥鄒忽区にある仁荷大学キャンパスのある単科大学ビル前で20代女性B氏が倒れたまま発見されたという通報が受け付けられたのは15日午前3時49分ごろ。B氏はまもなく病院に運ばれたが結局亡くなった。この日午前1時30分ごろ、A氏がB氏を脇に抱えて学校のビルに入る場面が撮られたCCTV(閉回路テレビ)とビル内で発見されたA氏の携帯電話を根拠にA氏を容疑者に特定した警察は発生当日A氏を緊急逮捕した。警察調査結果、休み中に開講される授業を受けていたB氏は14日テストを受けるために登校し、打ち上げでA氏などとお酒を飲んだことが分かった。中央日報の取材によると、警察の捜査過程でA氏は性関係事実は認めたが、B氏の死亡との関連性は否認しているという。

 
警察はB氏がこのビルの3階から地上に墜落したと推定している。16日行われた解剖検査で国立科学捜査研究所は死因を「多発性損傷」と見なすという口頭所見を警察側に伝えたという。墜落の衝撃による身体損傷が直接的な死亡の原因という意味だ。B氏の所持品の一部が3階で発見され、校内に設置された閉回路テレビなどにも3階へ向かう姿が撮られた点も警察が墜落地点を「3階」に特定する理由だ。

今後の捜査と処罰のカギはB氏がなぜ落ちたのかだ。A氏が意図したのではないが性関係をする過程で墜落したとすれば「準強姦致死傷罪」、わざと押し付けたとすれば「準強姦など殺人罪」が成立する可能性があるが、性暴行以降気が付いたB氏が羞恥心で自ら命を断ったのであれば死亡に対する責任をA氏に問いにくいかもしれない。準強姦さえ認められれば法定刑は3年以上の有期懲役、警察が令逮捕状申請書に記した通りに準強姦致死傷罪が成立すれば無期または10年以上の懲役だ。準強姦など殺人罪の法定刑は死刑、または無期懲役だ。

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