文政権の対北朝鮮キーマン、徐薫元国情院長に続いて金錬鉄元統一長官も米国に出国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.15 09:27
2019年の北朝鮮漁民強制送還、2020年の西海(ソヘ、黄海)公務員銃殺事件当時の核心人物である徐薫(ソ・フン)元国家情報院長に続き、金錬鉄(キム・ヨンチョル)元統一部長官も最近、米国に出国したことが分かった。政界関係者は14日、中央日報に「金錬鉄元長官は3、4日前に米国に出国した」と話したが、出国の理由は明らかにしなかった。
徐元院長は北朝鮮漁民強制送還に関連し、現在、国家情報院によって職権乱用と虚偽公文書作成で告発された状態だが、出国は告発直前の先月12日だった。観光ビザで米国に渡った徐元院長について、知人らは「娘が暮らすロサンゼルスと招請研究機関があるワシントンを行き来しているようだ」とし「帰国の日程は分からない」と述べた。
徐元院長は先月27日、メディアに「事実究明のために最善を尽くし、必要な協力をする」という立場を伝えたが、国家情報院の告発と検察の捜査後にも帰国に言及していない。これに関連し国民の力の河泰慶(ハ・テギョン)議員はこの日、あるラジオ番組で「インターポール手配をして旅券(パスポート)を無効にするなどの措置を取るべきだ」と主張した。