文在寅政権の国家安保室、漁民送還2カ月前にマニュアル下達…「ひとまず送り返せ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.14 17:02
文在寅(ムン・ジェイン)政権当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室が脱北者強制送還事件の直前に38度線を越えた北朝鮮船舶と住民に対する対応指針を作り直接関連事態を統制していたことがわかった。この指針には海軍・海洋警察などが初動対応段階で帰順(亡命)の意思を確認する手続きなどを「自制せよ」という内容が盛り込まれており議論が起きそうだ。
与党「国民の力」の韓起鎬(ハン・ギホ)議員(国家安保紊乱実態調査TF委員長)が14日に明らかにしたところによると、文政権当時の国家安保室は「北朝鮮船舶・人員の管轄水域内発見時対応マニュアル」という名前の指針を2019年9月に制定した。脱北者強制送還事件が発生する2カ月ほど前のことだ。