「引きずられていくように北へ送還された漁民、拿捕当時から亡命を望んだ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.13 08:25
2019年11月に東海(トンヘ、日本名・日本海)北方限界線(NLL)付近の海上で拿捕された北朝鮮漁船の漁民2人はすぐに「亡命を望む」という立場を表していたことが明らかになった。2人は拿捕後に行われた調査でも自筆で亡命意向書を作成したが、当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)と国家情報院は「亡命に対する誠意がない」という理由で5日後に2人を強制的に北朝鮮に送還した。
3年前の北朝鮮漁船拿捕作戦に詳しい政府関係者は12日、中央日報との電話で「同年11月2日、海軍艦艇から拿捕した北の漁船に乗り込んで臨検する過程で、漁民2人が口頭ではっきりと『南側に亡命したい』という意思を明らかにした」とし「当時作戦に投入された人たちはわずか5日後に北に追放されたことを報道で知り、大きな衝撃を受けた」と伝えた。