ドル高持続に貿易赤字まで…「ウォン相場は当分1ドル=1300ウォン台の予想」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.12 10:26
ウォン相場が2日連続で1ドル=1300ウォン水準を超え市場の不安感が大きくなっている。11日のソウル外国為替市場でウォン相場は前日終値より3.50ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1303.90ウォンで取引を終えた。2営業日連続で1300ウォン台を記録したもので、今年に入り6日の1306.30ウォン以来2度目だ。専門家らは概ねウォン相場が当分は1ドル=1300ウォン台を継続し、7-9月期まで下落が続くと予想している。一部では下半期中に1370ウォン台まで下がるとの見通しまで出ている。
ハナ金融投資のチョン・ギュヨン研究員は「米連邦準備制度理事会(FRB)の通貨政策と欧州中央銀行(ECB)など他の国の通貨政策間の差別化により7-9月期まではドル高基調が続くだろう。ドル買い心理と偏り現象を考慮して下半期のウォン相場下段は1ドル=1350ウォンまで想定しておく必要がある」と予想する。彼はウォン価値が7-9月期まで低い水準を維持した後、9月以降徐々に上昇すると予想した。