【グローバルアイ】「最近職を失い、友達がいなかった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.12 07:54
8日、安倍晋三元首相を銃で殺害した山上徹也容疑者(41)は5月まで京都にある工場でフォークリフトを使って荷物を運ぶ仕事をしていた。人材派遣会社を通じて紹介を受けて1年半ほどここで働いたという。その前にも派遣会社の所属で職場を点々としていた。銃器の構造と組立の方法を学んだ海上自衛隊員生活も3年だけ勤務できるように規定された「任期制」だった。除隊後は財務設計士・宅地建物取引士などの資格を取ったが、長く通えるほどの職場を見つけることができなかった。
建設会社を運営していた父親が亡くなった後、母親が会社を継いだが2002年に破産した。県立高等学校を卒業して大学に通っていたがお金がなくて中退した山上容疑者は経済的不安と心理的剥奪感に苦しめられていたものとみられる。そしてその怒りの対象を捜し出して、彼を「除去」する決心をした。職場の同僚は、彼がいつも一人で車内で食事を取り、同僚とほとんど話をしなかったと証言した。共犯も、背後もない「一匹おおかみ(ローンウルフ)型テロリスト」と日本メディアは規定した。