【時視各角】数学界のノーベル賞を受賞した韓国人、日本人教授から数学の魅力を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.11 10:58
啐啄同機だ。ひよこが卵から出るには子と母鶏が互いに内側と外側から突かなければならないという仏教の話だ。数学界のノーベル賞と呼ばれるフィールズ賞を韓国系の学者として初めて受賞したプリンストン大学のホ・ジュンイ教授(39)もひよこの時代があった。ソウル大学物理学部に通っていた彼は2008年に母校招聘教授として来た日本の広中平祐氏と会い数学の魅力を知ることになった。
空から落ちたかのように途轍もない注目を浴びたホ教授はこれに対しあまりにも冷静だった。受賞インタビューは「道士との対話」のように聞こえた。40歳にもならない若い学者だなと思った。「周りの人々みんな学ぶ点がある」「友達と先生がロールモデル」「家事をして掃除して毎日同じ日常」など、「腹が減れば食べ、眠たければ寝る」という禅僧すら連想された。