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【時視各角】尹大統領のロープのないバンジージャンプ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.08 14:17
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「あなたがたはロープなしでバンジージャンプをしている」

ビル・クリントン大統領の参謀だったジョージ・ステファノプロス氏に父ブッシュ大統領の演説文の作成者だったトニー・スノー氏が叫んだという言葉だ(『あまりにも人間的な』)。前後の事情はこうだ。1993年ある日午後9時、クリントン大統領が執務室で税金関連の演説を行った。直前まで添削して演説文をプロンプターに挟み入れたのは8時48分だった。大統領が一人で急いで練習した。ステファノプロス氏は直後、歴代大統領の演説文担当者の会合に行った。彼が状況を説明すると皆信じられないというように首をうな垂れたという。するとリチャード・ニクソン大統領のパット・ブキャナン氏が口を開いた。「その、つまり、君の話は…大統領が9時10分前まで一度も練習しなかったということなのか?」あちこちでひそひそ話が聞こえた。その中で出てきたのが「ロープのないバンジージャンプ」という言葉だった。

 
彼らの表現法を借りれば、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のぶら下がり会見ははるかに高いところからロープなしでバンジージャンプをするようなものだ。クリントン大統領は報告を読んだが尹大統領は即興問答だからだ。それも毎週2~3回も。

多くの人々が気になるだろう。高度かつ精巧で戦略的でなければならない大統領発言なので予想質問と返事(Q&A)を通じて備えないのかということを。「大統領は初めてだから」とか、「法曹人が幅広く政・官界に進出するのが法治国家」「前政権で指名された長官のうちそれほど立派な人は見たか」など、想定外の返事に向き合うことになるので誰もが抱きそうな疑問だ。

大統領室によればQ&Aがないわけではない。最初は報道官室が中心に作ったという。尹大統領がそれに従わなかった。後で質問だけがほしいと言った。大統領自ら毎朝参謀と長官に直接尋ねて答えたりした。そのうち問題になると他のチームが投入されたという。今回も大統領は数日も経過しないうちに質問だけがほしいと言ったという。

尹大統領の準備過程がどれくらい独特なのか、デービッド・キャメロン前英国首相の「首相質問(PMQ・Prime Minister’s Questions)」と比較すると知ることができる。PMQは首相が毎週水曜日午後12時から30分間、議会で野党党首を含む議員とやりとりする問答で、能弁なキャメロン氏も「恐い」と話したほどの制度だ。キャメロン氏はこのように備えた。

「月曜日には参謀と概括的な話をやり取りする。火曜日には政策参謀(官僚含む)と6~7個の核心的な主題を含む懸案に対して議論する。夕方分厚い関連書類の綴りが到着すればこれを見ながら眠りにつく。水曜日朝の会議後、主要長官・PMQチームと議論する。この時に機転が利く表現を追加する。議会には午前10時30分に到着、一人で再び書類を整理する。はさみやカッター、テープで切り取って付けたりもする。11時30分、PMQチームと最終実戦練習をする」(『For the Record』)

反面、尹錫悦政府の象徴のようなぶら下がり会見を尹大統領が一人で準備する? 理解不能だ。自信? 蛮勇だ。尹大統領は政治的修辞が上手いわけでもない。多弁でも、意図を正確に伝達する達弁でもない。最近議論になった発言を巡っても参謀が「真意は違った」と主張する。雇用労働部の週52時間制発表に関連し、「政府の方針ではない」としたのも、野党と進歩陣営が攻撃素材とした「週92時間まで仕事ができる」という部分だという。「世論調査の意味はない」も一喜一憂しないという趣旨で飛び出してきた言葉だという。類似の指摘が政治入門時期からあったにも関わらず変化がないところを見ると、尹大統領の意地も並大抵ではない。

事実、尹錫悦政府の方向性自体は悪いほうではない。韓米同盟重視など外交安保スタンスは安定的で、財政健全性強調や年金・教育・労働改革抱負は望ましい。だが、尹大統領の言葉が不必要な混乱と危機を作り出している。他の誰でもない、尹大統領が心を入れ替えなければならない。

コ・ジョンエ/論説委員

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    【時視各角】尹大統領のロープのないバンジージャンプ

    2022.07.08 14:17
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    韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日午前、龍山(ヨンサン)大統領室庁舎で開かれた出勤途中にぶら下がり会見で取材陣の質問に答えている。[写真 大統領室写真記者団]
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