「為替相場が救った」サムスン電子、4-6月期善戦…下半期は「パーフェクトストーム」の懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.07 18:01
サムスン電子が先制的な在庫管理とウォン安の影響で比較的堅調な4-6月期業績を出した。だが景気鈍化と原材料価格上昇などで需要が減少し下半期の見通しは不透明な状況だ。モバイル新製品の効果を期待しているが反騰は容易ではないという見方も出ている。
サムスン電子は7日、4-6月期の業績速報値発表を通じ、売り上げ77兆ウォン、営業利益14兆ウォン(連結財務諸表基準)を記録したと公示した。前年同期と比較して売り上げが20.94%、営業利益が11.38%増えたが、1-3月期と比べると1.0%と0.85%減少した。営業利益は予想値の14兆7000億ウォンに達しなかったが市場では善戦したという評価が出ている。
昨年7-9月期の73兆9800億ウォンからサムスン電子は3四半期連続で売り上げ70兆ウォンを超えた、1-3月期には過去最高の77兆7800億ウォンを記録した。だがロシアのウクライナ侵攻によるサプライチェーン不安と原材料価格上昇、景気鈍化の懸念が続き成長が鈍化した。