韓国専門家「コロナ流行第6波が始まった…来月一日感染者10万人になる場合も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.07 08:48
韓国では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新規感染者が2万人に迫り、約1カ月ぶりに最多を記録した。「第6次が始まった」という専門家の診断が出てくる中で、韓国政府は「明確な増加に転じた」としつつも再流行に対しては推移をもう少し見守らなければなければならないと評価した。流行のたびに病床大乱が起きて被害が集中した妊婦と小児患者、透析患者用の特殊病床を確保し、救急室の場合、一般隔離病床でも感染者を治療することができるようにすると明らかにした。
6日、新規感染者は1万9371人発生し、5月25日(2万3945人)以降、42日ぶりに最多となった。1週間前(6月29日、1万454人)の1.85倍に増え、2週間前(6月22日、8978人)と比較しても2.15倍多い。重篤患者(61人)と死亡者(7人)も小幅で増加している。50人前後で推移していた入院患者も109人になった。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「BA.5などの変異株流行とソーシャルディスタンスの緩和、免疫の減少などが一度に重なって第6波が始まったとみる」と話した。翰林(ハンリム)大学江南(カンナム)聖心(ソンシム)病院感染内科のイ・ジェガプ教授もこの日、CBSラジオに出演して「早ければ8月中旬、遅くとも9月や10月ごろ(一日に)10万人から20万人程度の感染者規模まで高まる可能性がある」と予測した。