欧州議会、親環境基準に原発を含める…韓国、輸出弾みに期待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.07 08:02
欧州議会がエコ投資基準であるグリーン分類体系(タクソノミー・Taxonomy)に原子力発電と天然ガスを含めることにしたとロイター通信などが6日(現地時間)、伝えた。原発10基の輸出目標を打ち出している韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府は欧州議会の今回の決定が韓国のグリーン・タクソノミーに原発を追加する作業をさらに早める契機になるのではないかと期待している。
欧州議会の議員はこの日、フランス東部ストラスブールに集まり、原子力発電と天然ガスをタクソノミーに含めようという欧州委員会の案を328票対278票で通過させた。EU加盟27カ国のうち20カ国が拒否権を行使しない場合、原子力発電と天然ガスは来年からタクソノミーに含まれる予定だ。EUタクソノミーは環境的に持続可能な産業分野を分類して整理する体系で、政府や企業などが環境目標に合わせて投資できるようにする。
今回の投票結果は前日からの激論の末に出てきたものだ。この日、投票結果が発表されると、欧州議会本会議場に各種ヤジの声が聞こえたとユーロニュースは伝えた。