北朝鮮の外貨稼ぎ、コインに進化…厄介な「サイバー戦士」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.05 16:03
韓米が北朝鮮の核・ミサイル開発を遅らせるための制裁に余念がない中、新しいターゲットとして注目されるのは断然、暗号資産だ。関連業界と海外メディアによると、北朝鮮が過去5年間に取得した暗号資産の規模は約16億ドル(約2兆766億ウォン、約2175億円)にのぼる。
北朝鮮のサイバーハッキング能力が高まったためでもあるが、新しく浮上している暗号資産は従来の制裁網では対処できない分野でもある。北朝鮮はこうした従来の体制の弱点を狙ったり国際情勢の流れを利用する方向で、着実に外貨を平壌(ピョンヤン)で調達してきた。最高指導者の統治資金のほか、核・ミサイル開発資金の源泉とみなされる北朝鮮の外貨稼ぎ「トレンド」変遷史を見てみよう。
◆流れに乗る外貨稼ぎ手法